中央戯劇学院、新劇『世阿弥』を公演 印刷
2010年 12月 14日(火曜日) 17:22

昨夜、中央戯劇学院演劇学部の麻淑云教授が監督する新劇『世阿弥』が中央戯劇学院の実験劇場で上演されました。この新劇は体の動きによる豊富な表現と詩趣溢れる舞台セットによって、猿楽師世阿弥の生涯を読み解いています。

劇の中で世阿弥は、猿楽の巨匠であるにもかかわらず、権利者にとってはただの影に過ぎません。その真実を知った世阿弥は自らの尊厳を取り戻すために努力するものの、最後には追放されてしまいます。そして、自分の誇りを保つために、海辺で自らの命を絶ってしまうのです。

『世阿弥』は中央戯劇学院演劇学部の卒業演目で、21日まで上演されています。