四川地震、3万人の観光客はほぼ避難完了 印刷
2017年 8月 10日(木曜日) 11:55

8日午後9時19分、四川省阿覇(アバ)チベット族チャン族自治州九寨溝県でマグニチュード7.0の地震が発生しました。この地震により、9日午前9時30分までに、13人が死亡、175人が負傷したということです。現地政府の関係部門と民間による救援活動が続いています。

地震が発生した九寨溝県は、有名な観光地です。今がちょうど観光シーズンに当たるため、国内外から大勢の観光客が集まっています。県政府当局の発表によりますと、8日夜の時点で九寨溝には約3万人の観光客がおり、地震の犠牲者の中には数名の観光客が含まれているということです。

地震発生後、四川省震災対策本部は直ちに3万人の観光客の避難を開始し、9日早朝までに観光客のほとんどが避難を完了しました。現在、同県では民兵や武装警察部隊など800人を動員しての救助活動が展開しています。