IMF、中国の金融危機対応策を評価 印刷
2010年 7月 28日(水曜日) 14:45
IMF・国際通貨基金は27日にワシントンで、報告を発表し「中国政府は金融危機に直面した際、迅速で積極的にかつ有効な対応策をとり、自国経済への影響を最小限まで削減し、世界経済の回復を牽引する役を保障した」と表明しました。

報告は、「財政面では、中国政府はインフラ施設の建設、養老、医療、教育などの分野への投入を拡大しながら、税率を引き下げ、耐久消費財の購入を 奨励した。金融政策の面では、中央銀行は預金準備金率と基準金利を引き下げ、追加貸付金の貸し出し制限を取り消し、銀行の貸付金総額を拡大した」と指摘し ました。

また、「関連政策の実施により、中国経済は2009年第2四半期に入ってから、全面的に回復し、年間経済成長率の平均値は9.1%に達している」としました。(万、吉野)