中国、米の「中国の軍事安全保障に関する報告書」に反対 印刷
2010年 8月 18日(水曜日) 18:08

中国国防省の耿雁生報道官は18日記者のインタビューに答えた際、「中国はアメリカ国防総省がこのほど発表した2010年『中国の軍事安全保障に関する報告書』に断固反対する」と述べました。

耿雁生報道官は「この報告書は客観的な事実を無視し、中国の正常な国防と軍隊建設を非難し、いわゆる大陸による台湾への軍事脅威をいい散 らし、中国が中米軍事往来を一時中止したことは両軍の協力を阻止したと非難している。中国はこれに断固反対する。中国は終始一貫として平和発展の道を歩 み、防御性の国防策を取り、いかなる国に対する脅威にもならない。中国軍の発展は合理的で、適切なものだ。中国軍は対外協力を積極的に行い、世界平和と地 域安定の維持に努力している。中国は中米両軍の関係を一貫して重視し、このためにたゆまない努力を尽くしてきた。この報告書は両軍関係の改善と発展に不利 だ。アメリカ側は中国の国防と軍隊建設を客観的かつ公正的にみるべきで、両国関係と両軍の相互信頼に不利な言行を止め、この報告書の発表を中止するよう要 求する」と述べました。(翻訳:トウエンカ)