安峰山報道官、「一つの中国」原則は中米関係の政治的基盤 印刷
2016年 12月 14日(水曜日) 20:02
中国国務院台湾事務弁公室の安峰山報道官は14日記者会見で、このほど、「一つの中国」政策に対するアメリカのトランプ次期大統領の発言に触れ、「『一つの中国』という原則を堅持するのは中米関係発展の政治的基盤だ」と強調しました。

安報道官は、「台湾問題は中国の主権と領土保全、それに中国の核心的利益にかかわっている。『一つの中国』原則を堅持するのは中米関係発展の政治的基盤であり、台湾海峡の和平と安定の基盤でもある。もし、この基盤が干渉されたり破壊されたりすれば、健全で安定した中米関係を発展させるのが不可能となり、台湾海峡の平和や安定に深刻な打撃を与える」と述べました。

台湾島内の一部政治勢力が、トランプ氏の不当な発言について、いわゆる「現状維持」という言い方が時代遅れとなり、台湾が「一つの中国」という枠組みを守らなくてもよいではないかという誤った反応を示したことに対し、安峰山報道官は、「このような言論は、島内の一部政治勢力の『台湾独立』を求める企みを十分に暴露した」と指摘しました。