中・比、越境犯罪と海上捜索で海上警察協力を強化へ 印刷
2017年 2月 23日(木曜日) 21:09
中国とフィリピンの指導者の立会いの下で調印した『中国海上警察局とフィリピン沿岸警備隊の海上警察海上協力合同委員会の構築に関する了解覚書』の内容を実行に移すため、両国の海上警察は20日から22日にかけて、フィリピンのスービックで海上警察海上協力合同委員会の第2回準備会議及び設立会議を開きました。双方は麻薬密輸・販売などの越境犯罪、海上捜索救助、環境保護、緊急対応などの分野において、様々な形式による実務協力を行うことで合意しました。

中国海上警察局は22日、北京で「フィリピンの交通次官が会議の席上、両国海上警察の間の相互信頼、協力、友好は両国関係のさらなる強化にプラスとなると発言した」と明らかにしました。

双方は海上警察外交の意義を共に認識しており、合同委員会は覚書の実施に関する指針を採択し、合同委員会各作業班の職責を明確化、越境犯罪、海上救助、環境保護、緊急対応などの分野において、情報交換、能力建設など様々な形式の実務協力を行うことで認識が一致しました。また、双方はホットラインを設け、交流を促進するとしています。