外務省、朝鮮半島問題解決の「2ストップ」提案 印刷
2017年 3月 14日(火曜日) 13:24

韓国とアメリカが13日から合同軍事演習をスタートさせたことについて、外務省の華春瑩報道官は同日北京で、「朝鮮半島情勢が極めて複雑化しつつある現在、関係各方面は情勢緩和や域内の平和と安定の維持にプラスとなる行動を取るべきだ」とし、朝鮮半島問題の解決に向けて「複線解決案」と「2ストップ」という中国側の提案を重ねて強調しました。

王毅外相はこのほどの記者会見で、「朝鮮半島問題を解決するには、非核化と和平協定締結を同時に進める『複線解決案』を堅持すべきだ」とした上で、朝鮮側による核ミサイル開発活動の停止と、米韓側の大規模な軍事演習の停止という「2ストップ」の提案を打ち出しました。

これについて、華報道官は13日の記者会見で、関係各方面に対し、「朝鮮半島の平和と安定の維持、及びその非核化の実現に向けて、中国側の提案を真剣に検討した上で、建設的な行動を取ることを望んでいる」と強調しました。