「中米インフラ協力の余地大きい」とシンクタンク 印刷
2017年 4月 06日(木曜日) 18:33
国内シンクタンク「中国グローバル化研究センター(CCG)」は5日、北京で報告を発表し、「中米両国のインフラ建設分野には相互補完性があり、互恵協力の広い余地がある」との見解を明らかにしました。

報告は、「トランプ大統領がこのほど、向こう10年間のインフラ施設の投資規模を1兆ドルに達する目標を掲げた。中国はこの分野で資本、技術、経験などの優位性を持っている」と示した上で、「中国国家統計局のデータによると、2016年の対米投資額は456億ドルに達し、史上最高となった」と強調しました。

報告は、両国がインフラ建設協力で成功できるとする根拠について、①中米間のインフラ施設建設企業、軌道交通企業、および機械設備製造企業にとっての利益を得るチャンスとなること、②アメリカの最先端インフラ施設の建設プロジェクトにハイテク企業が参加できること、③アメリカの官民連携パターンの発展が楽観視されていることなどを挙げています。