中国人観光客、消費チャンピオンに返り咲き 印刷
2017年 4月 17日(月曜日) 18:32

国連世界観光機関によりますと、中国は通貨の下降基調と経済成長の減速という影響を受けながらも、去年、中国人観光客の海外での消費額で再びほかの国を抜いたとのことです。

香港の新聞社「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」の15日の記事によりますと、国連世界観光機関は発表の中で、中国人観光客の海外での消費額は2016年に2610億ドルに上り、前年比12%増えたと明らかにしたということです。しかし、この成長率は2015年の25%という成長率の半分にも及んでいません。

国連世界観光機関の2016年のデータは、「世界で人口の最も多い国の観光客」による海外での消費が、13年連続で2桁の成長率を保っていることを示しています。また、中国は5年連続で、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランスを抑えて世界最大の海外観光消費国という地位を維持しています。

2001年には海外を訪れる中国人観光客は年間わずか1200万人でしたが、この数は10倍にまで増え、昨年は1億3500万人に上りました。