2000年の時を経て「尚書」の詩篇を発見 印刷
2011年 1月 06日(木曜日) 18:12

清華大学は5日、北京で2年間続けてきた戦国竹簡の研究成果を発表しました。これには凡そ2000年の間行方不明となっていた戦国時代の「尚書」が含まれるほか、楚国の歴史や地理も復元されました。今回の成果は、学術界で長期的に存在している論争を解決するために役立つと見られています。

清華大学出土文献研究保護センターの李学勤主任の紹介によりますと、これらの戦国竹簡は2008年から清華大学に所蔵されており、残片を含めて2500枚にのぼります。多くは経典や歴史の典籍で、すでに発見済みの先秦の竹簡には見られないものであることから、学術価値が極めて高いとされています。

これらの竹簡に記されている中国の伝統文化の核心的な内容は、歴史学、考古学、古典文字学、文献学など、多くの学科に大きな影響を与えるのではないかと期待されています。