李副首相 英商工界の晩餐会で演説 印刷
2011年 1月 12日(水曜日) 18:31
イギリスを訪問中の李克強副首相は11日の夜、ロンドンで、商工界が開催した晩餐会で演説し、両国関係とこれからの中国の発展についての見解を述べました。

李副首相は「中国は今年から社会・経済発展の第12次5カ年計画を実施し始めた。この5カ年計画は国民本位の原則に基づき、経済の転換を加速させ、新しい開発モデルを模索する。そして改革開放の拡大を続け、速やかで安定した成長を長く維持し、すべての国民が開発の成果を享受できることを目的としている」と述べました。

李副首相は「中国政府は内需拡大策を取り、成長牽引で国内市場への依存度を高め、所得配分構造を調整して国民の消費能力を向上させていく。技術向上と管理ノウハウの刷新による経済転換を図り、ハイテクによる伝統産業のアップグレードを推進する。さらに将来性が大きい新興産業を育成し、サービス業を発展させていく。環境改善と低炭素の方向に向かい、クリーン、また再生可能エネルギーを開発し、循環経済を構築していく」と語りました。

中英の貿易経済の拡大について、李副首相は「インフラ整備分野の大規模な協力プロジェクトの実施に向けて、条件を作るべきである。低炭素、新エネルギー、持続可能な都市整備などは新しい協力分野になり得る。互いに経済の優位性を発揮すべきであり、中国は、英のサービス企業の中国市場進出を歓迎する」と述べました。