中国気象局、「2010年中国気象公報」を発表 印刷
2011年 1月 13日(木曜日) 19:07
中国気象局は12日、「2010年中国気象公報」を発表し「2010年わが国で、極端な高温や猛烈な豪雨などの異常気象が頻繁に発生した」と明かしました。

この公報には、「2010年の平均気温は平年より0.7度増加した。これは1961年以来、第10回目の高い気温の年となっている。本世紀に入ってから、わが国が最も深刻な気象被害を受けた2010年には、自然災害による経済的な損失は5000億元(日本円でおよそ6兆5000億円)に上り、死亡者数も4800人を超えた」と指摘しました。

国家気候センターの宋連春主任は「気候は天気、気温、降水量、風等の自然条件の全般である。地球温暖化はこれらの極端な気象を引き起こす最も大きな背景となっている」と述べました。