航空機内での電子デバイス使用解禁へ=民間航空局 印刷
2017年 9月 19日(火曜日) 23:44

中国民間航空局はこのほど、『大型航空機公共航空運輸請負人運営合格査定規則』第五版を発表しました。この『規則』は10月から実施され、携帯電話など電子デバイスの航空機内での使用の解禁に向けて歩みを進めることになります。

『規則』によりますと、携帯電子デバイスのアセスメント及びその管理方法や使用ルールの制定権限が航空会社に移譲されるとのことで、中国民間航空局飛行基準局の朱涛副局長は18日、「近い将来、中国の航空機内で電子デバイスの使用が許可されるようになるだろう」と語りました。

『規則』ではこのほかにも、飛行機乗組員の疲労リスクマネジメント、クルーの適性マネジメント、トレーニングマネジメントなどの内容について、大幅な修正が加えられました。その中では、疲労や人間のサーカディアンリズムとクルーの勤務時間との間に相関関係が存在していることが強調され、操縦クルーと客室乗務員の年間飛行時間の上限が引き下げられたほか、操縦士の年齢の上限が引き上げられました。他にも、使用年数の長い航空機に対する安全管理強化が強調されています。