中星間に「水陸連絡輸送ルート」が開通 印刷
2017年 9月 26日(火曜日) 21:10

中国とシンガポール間の相互連結プロジェクトとして、重慶市や貴州省、広西チワン族自治区からシンガポールなどの東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の港をつなぐ「水陸連絡輸送ルート(南下路線)」が定期運行を開始する運びとなり、25日午前、初荷を積んだ列車が重慶市の鉄道税関から出発しました。これにより、西部地域の新たな国際貿易物流ルートが切り開かれることになります。

同ルートは中国とシンガポール間の相互連結プロジェクトにおける南進ルートの一つであり、重慶市の鉄道税関を起点とし、鉄道輸送で広西チワン族自治区の欽州港に至り、そこから海上運輸でシンガポールなど東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国の港へと輸送、さらには国際海上輸送網への連結を目指すものです。

同ルートの定期運行の開始は、西部地域各省のために国際物流ルートを切り開くだけでなく、シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード、及び長江経済ベルトの西部地域における連結を有機的に促すものとなり、「一帯一路」構想の実施推進においても重要な戦略的意義を持つことになるとされます。