習主席、APECとASEANの首脳対話会に出席 印刷
2017年 11月 11日(土曜日) 23:14

習近平国家主席は10日、ベトナムのダナンで、APEC=アジア太平洋経済協力会議首脳とASEAN=東南アジア諸国連合首脳との対話会に出席しました。

各国の首脳が、「新たな動力を発掘して開かれたアジア太平洋を構築」をテーマに、APECとASEANとの連携について話し合っています。

この中で習主席は、まず地域経済の一体化を推進する必要があると提案しました。包括的経済パートナーシップ協定に向けての交渉でASEANが中心的な役割を果たすことを強く支持し、ASEAN各国とともに交渉の早期終了を目指していくとのことです。

また習主席は、APECとASEANがともにエンジンとなり、インフラの整備や政策の制定、人的往来などで力のある策を講じて、幅広く深いレベルで開かれたネットワークを築き上げていく必要があると述べました。

さらに、広がりのある持続可能な発展を進めるようにとも述べました。自国での取り組みと国連の持続可能な開発のための2030アジェンダを有効に結びつける必要があるとし、経済や社会の発展と環境問題を両立する道の模索、貧困問題や気候変動への対応、そして発展途上国のレベルアップへの支援、格差の縮小への取り組み、などといった提案をしています。