中国各地に伝わる元宵節の慣わし 印刷
2011年 2月 15日(火曜日) 19:51

17日は中国の伝統的なお祭り・元宵節です。この日の夜、華やかに飾った灯籠を観賞したり、餡が入ったお団子・元宵を食べたりすることは、全ての中国人にとって欠かせない民族習慣となっています。しかし、地域によって、元宵節の祝い方もそれぞれ特徴があります。(李、吉野)

● 広東省では、人々はレタスともちを煮たものを食べます。この料理は吉祥を意味しているそうです。

● 陝西省の一部の地域では、麺のゆで汁に各種の野菜と果物を入れてつくる「元宵茶」を食べます。

● 河南省の西部では、なつめの実をちりばめて蒸した・枣糕(なつめの蒸しパン)を食べます。枣糕は全ての物事が顺调に進むことを表しています。

● 昆明では、「豆面団」を食べます。「豆面団」の作り方は元宵とほぼ同じです。

● 江北地域では、麺を食べる習慣があります。元宵節と麺の関係はわかりませんが、幸運を祈るという意味があります。