中国、ホットマネーの流入規模を発表 印刷
2011年 2月 18日(金曜日) 18:48
中国国家外貨管理局は17日、海外から中国に流入したホットマネー(投機資金)について、大規模な流入は見られなかったとしています。

推算によりますと、2010年に海外から流入したホットマネーは355億米ドル(約2兆9600億円)に達し、同年の外貨準備高増加額の7.6%に相当します。発表資料によると、過去10年におけるホットマネーの流入額は年平均250億米ドル近くとなっています。

外貨管理局は「中国への海外資金の純流入は実体経済と基本的に合致している」と強調しました。

一方、一部の専門家は、ホットマネーが景気回復に与える影響はマイナスであるため、資金流入に対する防御を強化する必要があると主張しています。