習主席、南アフリカのラマポーザ大統領と会談 印刷
2018年 7月 26日(木曜日) 09:57

習近平国家主席は南アフリカのプレトリアで現地時間24日、ラマポーザ大統領と会談しました。

会談で習主席はまず、ラマポーザ大統領が中国と南アフリカとの国交樹立や両国関係の発展に大きく貢献したことを高く評価しました。そして、「両国は、ともに重要な影響力のある発展途上国であり、新興国である。国交樹立から20年、双方は協力共栄、共同発展という原則に基づいて、真摯で友好、相互信頼、親密な同志かつ兄弟という関係を築いた。両国関係はパートナーから戦略パートナー、さらに全面的な戦略パートナー関係へと躍進した。中国は南アフリカとともに、国交樹立20周年を契機に、互いに支持しあい、ヨハネスブルグでのBRICS首脳会合、北京での中国・アフリカ協力フォーラムの開催成功を目指していきたい。また、両国の全面的な戦略パートナー関係をさらに推し進め、両国民にさらなる福祉をもたらすよう願う」と語りました。そして、新しい歴史のスタート地点から、両国の全面的な戦略パートナー関係を発展させる5項目の提案を打ち出しました。

これに対してラマポーザ大統領は「国交を樹立して20年、両国関係は絶えず発展しており、普通の関係を超えて重要な戦略的意義を持つようになっている。この特殊な関係は両国民に着実な利益をもたらしている。今後、さらに政治的信頼を深め、実務協力を拡大し、技術交流や文化交流を強化し、全面的な戦略パートナー関係を深めていくことは、南アフリカの根本的かつ長期的な利益に合致している」と述べました。そして「南アフリカは引き続き一つの中国という政策を支持し、『一帯一路』の枠組みにおける提携を強め、重要な国際問題や地域の問題で中国との意思疎通を密接にし、一国主義に反対し、発展途上国の共通した利益を守っていきたい」との考えを示しました。

両首脳は会談後、二国間協力事業の調印式に出席したほか、共同記者会見に臨みました。