チベット 民族の団結が強まり各種の宗教が共存 印刷
2018年 8月 15日(水曜日) 18:09

国連の人種差別撤廃委員会は13日、スイスのジュネーブで、あらゆる人種差別の撤廃に関する国際条約に関する中国の実施報告を審査しました。中国代表団のメンバーで、チベット社会主義学院の副院長を務めるラタン博士は「チベットでは、チベット仏教や、イスラム教、カトリックなど複数の宗教が共存している。これらの活動場所は1787カ所もあり、僧侶や尼僧は4万6000人いる。また、まとまった宗教活動も保護され、受け継がれている」と示しました。

そしてラタン博士は、「先月、チベット社会主義学院とチベット自治区文化庁が共同で、チベット無形文化の後継者のためのセミナーを実施した。専門家や学者を招いて、文化産業の発展や無形文化遺産の保護、生態保護などに関する政策や法律、業務知識などを説明した。文化企業の経営に役立てればと思っている」と説明しました。