BOE社 中国のディスプレイ不足解消を自主革新で実現 印刷
2018年 11月 13日(火曜日) 18:48

中国の電子産業は、長い間「チップとディスプレイの不足」に悩まされてきました。そんな中で、半導体分野における自主開発と自主イノベーションを貫き、新世代液晶ディスプレイの生産ラインを国内に作り、海外企業による独占状態を打破してディスプレイ生産をスタートさせたのが、国有電子製品製造大手のBOEテクノロジーグループ(京東方科技集団)です。同社はさらに、世界トップレベルの第6世代フレキシブルディスプレイ生産ラインを国内で初めて完成させ、注目されています。

同社の関係者によりますと、自主開発されたAMOLED(アモレッド、アクティブマトリックス式有機EL)フレキシブルディスプレイは端末製造に用いられるもので、サイズは携帯電話とほぼ同じで、折り畳みが可能だということです。

BOEテクノロジー社は、世界で2番目に第6世代フレキシブルディスプレイの量産を実現した企業となりました。なお、同社は現在、世界的なシェアを有しており、全世界の携帯電話の4台に1台が同社製のディスプレイを使っています。