中国、COP25で同じ目標に向かって歩み寄る考えを表明 印刷
2019年 12月 16日(月曜日) 12:12

スペインの首都・マドリードで開催されている国連気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)は最終段階に近づいていますが、各方面の交渉は膠着状態になっています。中国代表団の団長を務める生態環境部の趙英民副部長は記者のインタビューに対して、「中国側は積極的かつ建設的な立場を持ち、同じ目標に向かって歩み寄っていきたい」との考えを表明しました。

2018年にポーランドのカトヴィツェで開催された国連気候変動会議(COP24)では、各方面が「パリ協定」の実施細則に関する包括的協定を採択しましたが、酸素排出権取引メカニズムなどの鍵となる条項は今大会に残されていました。これについて趙生態環境副部長は三つの主張を挙げました。

第一に「パリ協定」第6条のメカニズムは公平かつ均衡のとれた包括的な協定であるべきであり、各方面の利益を重視すること、第二に発展途上国の合理的なアピールポイント、特に気候変動対応の資金問題の解決方式についてより一層関心を寄せる必要があること、第三に「パリ協定」の要求に基づいて環境の保全を尊重し、計算の繰り返しを防止することです。