米国30州が非常事態宣言 連邦政府の医療備蓄は枯渇 印刷
2020年 4月 02日(木曜日) 18:33

現地時間1日、米国のトランプ大統領はノースダコタ州などからの要請をうけて、同州へ非常事態宣言を出しました。米国ではこれまでに、新型肺炎の影響により30の州が非常事態宣言を出しています。

このほか、フロリダ州、ネバダ州、ミシシッピ州は1日に、感染拡大防止に向けた隔離措置を発表し、すべての住民に自主的に自宅隔離を義務づけました。生活物資の購入や、看病など必要な活動以外の外出は禁止されています。この措置に先駆けて、米国の30余りの州ではすでに在宅隔離を発表しています。

また、ニューヨーク・タイムズの4月1日の報道によりますと、「米国連邦政府のマスク、手袋などの医療物資の備蓄はすでに枯渇しており、各州は連邦政府にサポートを求めている。しかし、物資不足のため、連邦政府は州政府、個人企業、グローバル市場で仕入れ先を奪わなければならない」と伝えています。