「天問1号」 火星周回に成功 印刷
2021年 2月 16日(火曜日) 11:23

2月10日夜、中国初の火星探査機「天問一号」が火星に近づき、スピードのスローダウンに成功し、火星周回を実現しました。

「天問一号」は中国初の人工火星衛星となり、「周回、着陸、巡視」の第一歩、周回という目標を実現しました。

これについて中国宇宙飛行科学技術集団の天問一号副総指揮官の張玉花氏は、「今回の火星捕獲の成功によって今後の火星探査プロジェクトの実施に堅固な基礎が築かれた」と評価しました。

昨年7月23日に打ち上げが成功して以来、「天問1号」は累計202日間飛行しており、各システムの状態は良好です。

探査機は度重なる軌道調整を経て、着陸地域の探査を行い、今年5月から6月にかけて、機会を見て火星着陸を実施し、巡視を行う予定です。