中国の5G基地局は約160万カ所 印刷
2022年 5月 18日(水曜日) 12:44

工業情報化部の責任者は17日、中国では世界最大規模のモバイルブロードバンドと光ファイバーのネットワークが構築され、その質は先進国のレベルを上回っていると明らかにしました。


5G基地局のアンテナをメンテナンスする技術者

工業情報化部の張雲明副部長が、17日の「世界情報社会・電気通信日」に合わせて内蒙古自治区の呼和浩特(フフホト)市で行われたイベントで明らかにしたところによりますと、中国はこれまでに高速通信規格「5G」基地局を約160万カ所設置し、世界で初めてスタンドアローン(SA)方式によって5Gネットワークの大規模な構築を実現させた国となりました。固定ブロードバンドの回線速度は100Mbps級から1Gbps級へと飛躍的にレベルアップし、光ファイバーの利用者が全体に占める割合は2012年の10%未満から昨年は94.3%へと大幅に上昇しています。

中国では現在、交通、医療、教育、文化、観光など日常生活に関わる多くの分野で5Gが利用されており、その活用事例は2万件を超えています。また、インダストリアル・インターネットは、開発・設計、生産・製造、販売・サービスなど国民経済の45部門で利用され、産業規模は1兆元(約19兆円)を超えているとのことです。