中国の国産旅客機「C919」 上海-成都路線で初の2機同時運航 印刷
2023年 8月 04日(金曜日) 20:42

中国東方航空に引き渡された2機の国産旅客機「C919」は4日から、上海-成都路線で初の2機同時運航を実現します。

スケジュールによりますと、毎週月、水、金、日曜には、上海虹橋と成都天府を結ぶ路線で4便が運航され、その他の曜日は、1日に2便運航される予定です。こうして、国産大型機を体験する面において、旅客の選択肢が増えることになります。

中国東方航空は2022年12月9日、C919の製造元である中国商用飛機(COMAC)から世界初の大型旅客機C919を正式に引き渡されました。2023年5月28日には、C919の初の商業便となる「上海虹橋-北京首都」便の往復飛行を完了させました。その後、このC919は上海-成都路線で旅客輸送サービスを提供し続け、7月31日までに125便運航し、延べ360.32時間の運航をおこない、計1万5000人以上の旅客にサービスを提供しました。7月16日、2機目のC919が中国東方航空に正式に引き渡され、商業運航を着実に進めています。

C919の「中国風」に満ちた機内安全ビデオ、機内食、デザインに中国の要素を取り入れた機内販売記念品、専用のデジタル搭乗券などの特色あるサービスが旅客からの好評を得ています。