世界の都市生活コストランキング:香港8位、北京16位 印刷
2010年 7月 21日(水曜日) 15:10
世界最大手の組織・人事コンサルティングの「マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング(Mercer Human Resource Consulting)」が発表した「2010年世界生活コスト調査」によりますと、生活コストが最も高い前10位の都市にはじめて、3つのアジアの都市 が入りました。その最上位は香港で8位です。

今回の調査は世界の5大陸の214都市で実施され、各地域の住宅、交通、食品、アパレル、インテリア、レジャーなどの200以上の項目を 含めた相対コストを計算しています。これは世界で最も全面的な生活コスト調査と言われ、多国籍企業や政府が海外駐在員の手当の額を決める上でも役立ってい ます。

生活コストが最も高いのはアンゴラの首都ルアンダで、続いて東京が2位となっています。チャドの首都ウンジャメナは3位です。パキスタン のカラチは生活コストが最も低い都市となりました。

同調査で7つ中国の都市はランキングされ、そのうち、北京は16位となっており、上海は25位、広州は38位です。アジアでは日本の東京 や大阪が生活コストの最も高い都市となっていて、そのあとに香港の8位、シンガポールの11位、ソウルの14位、北京の16位、名古屋の19位、上海の 25位、それに台北の78位という結果になりました。(翻訳:陳博)