陳徳銘商務相、ラミー事務局長と会談 印刷
2010年 7月 22日(木曜日) 15:02

中国の陳徳銘商務相は21日北京でWTO・世界貿易機関のラミー事務局長と会談し、「中国はこれまでどおりドーハラウンド交渉を推進していく」と表明しました。

これに対してラミー事務局長は「2011年にドーハラウンド交渉が協議に達しないとなると、WTOの信用にも影響を与える」と述べました。

陳徳銘商務相は「ドーハラウンド交渉を支持するという中国の立場は変わらない。次回の交渉を推進するために、WTOの加盟メンバーは2011年の交渉というチャンスを逃さず、具体案を基に突破口を求めていく必要がある」と語りました。

ラミー事務局長はこれについて「ドーハラウンド交渉がスタートして9年近くが過ぎた。交渉で実質的な進展をあげるためには、各加盟メン バーが共に努力していく以外に、G20(主要20カ国)がソウル首脳会合を通じて積極的なシグナルを出し、交渉により多くの政治的な支持を提供していくこ とが必要だ」と強調しました。