中国・EU、初のハイレベル戦略対話を開催 印刷
2010年 9月 01日(水曜日) 16:23
中国とEU・欧州連合は1日午前、中国西部の貴州省の中心地・貴陽市で初のハイレベル戦略対話を開きました。中国の戴秉国国務委員とEUのアシュトン外交・安全保障上級代表が共同で主宰しました。

戴秉国国務委員は今回の対話について「中国はヨーロッパに対して良好な印象を持っている。双方は同じ大陸にあり、共通する点は思いのほか多い」と述べました。

アシュトン代表も、双方の交流の歴史が長いことや、共通点が多いことを強調しました。

対話期間中、双方は当面の国際情勢、「リスボン条約」発効後の双方の関係および今後の発展について、意見交換を行うと見られています。

2005年末、中国とEUは外務次官級の長期的戦略対話メカニズムをスタートさせ、これまで4回実施しました。今年4月、欧州委員会のバローゾ議長が中国を訪問した際、双方はこの対話を戦略対話のレベルに引き上げることに同意しました。(朱丹陽)