中国の中東問題特使、ヨルダンの外交大臣と会談 印刷
2010年 10月 13日(水曜日) 15:01

中東地域を訪問中の中国の呉思科中東問題特使は12日、アンマンでヨルダンのジュデ外相と会談し、中東和平プロセスについて意見交換を行いました。

呉思科特使は「現在、パキスタンとイスラエルの直接会談が行われておらず、これに対し、中国は深い関心を持っている。中国は各方面が地域 の平和、安定と発展の長期的な利益から直接会談の継続と早急に成果を挙げられるよう共に努力していく」との考えを示した上で、「中国は入植地建設問題をめ ぐってパレスチナとアラブ諸国の関心に積極的に応じ、和平交渉の継続に必要な条件と良好な環境を作るようイスラエル側に呼びかけました。

これに対し、ジュデ外相は「ヨルダンは中東和平プロセスにおける中国が果たした役割を高く評価し、中国との協力関係を強化し、交渉の行詰りを共に打開していきたい」との考えを示しました。

なお、呉思科特使は11日夜、アンマン入りし、中東地域への訪問を始めました。ヨルダンは今回の中東訪問の初めての訪問国となり、その後、パキスタン、イスラエル、トルコ、エジプトを訪問する予定です。(翻訳:huangjing)