岡山後楽園で冬支度 松のこも巻き 虫を誘導する伝統的な駆除法 印刷
2018年 10月 25日(木曜日) 18:30

岡山市の後楽園で17日、松を害虫から守る「こも巻き」が行われた。アカマツやクロマツなど約240本がわらをまとい、名園は一足早く冬を迎える準備を整えた。こも巻きは、冬ごもりをする害虫が松の枝葉から地中に降りる習性を利用し、わらで編んだこもに虫を誘導する伝統的な駆除法。同園の秋の風物詩として知られる。園を管理する造園業者9人が、3人一組でこもを松の幹に巻き付け、わら縄で縛っていった。