全国的にも珍しい取り組み。岩見沢の市民グループ 印刷
2019年 10月 30日(水曜日) 22:11

自然との共生を目指す市民グループが、草木染めの原料であるクサギの人工授粉に成功した。全国的にも珍しい。人工授粉に取り組んだきっかけは、授粉を媒介するミヤマカラスアゲハが激減したこと。原因はわかっていない。天然染料で青に染めることが出来るのは、クサギと藍しかない。クサギは藍と異なり煮染めができ、乾燥や冷凍により保存もできるなど扱いやすく、染料として全国的な人気がある。しかし、採取に手間がかかるため染料店には置かれていない。市民グループではクサギの実や染物を商品化し、収益事業に育てたいと意気込んでいる。