東レの新工場、21日本格稼働 旅客機向け複合材生産 印刷
2017年 2月 23日(木曜日) 20:33

東レは21日、能美市の石川工場で、テープ状の炭素繊維複合材「スリットテープ」を生産する新工場を本格稼働する。ボーイング社の旅客機「787」向けに製造する。スリットテープは炭素繊維複合材を数ミリから数センチ幅に切断した素材で、航空機の胴体や翼の曲面部位などに使われる。これまで米国の子会社で加工し、日本国内の787向け需要は輸入で対応していた。日米に2つの拠点を設けることで、安定供給を図る。