陽光浴び漆に光沢 輪島で「天日黒目」始まる 印刷
2016年 7月 28日(木曜日) 20:01

北國新聞によれば生漆に夏の日差しを浴びせて精製する「天日黒目」の作業が21日、輪島市横地町の大徹八井漆器工房で始まり、陽光の下、職人が乳白色の漆をかき混ぜ、光沢のある黒色に仕上げた。天日黒目は生漆を上塗り用に精製する作業で、日光で水分を減らす。職人が交代で、お神酒をかけて清めたおけの漆を櫂で混ぜた。柔らかみが特徴の岩手県浄法寺町産の約14キロを2、3日間かけて精製するという。