300年以上の伝統、六斎念仏で先祖供養 福井県若狭地方 印刷
2019年 8月 20日(火曜日) 19:10

福井県の若狭地方に伝わるお盆の伝統行事「六斎念仏」が8月13日夜、小浜市西相生で営まれた。小中学生や大人が各家庭の仏壇前で、念仏やかねの音に合わせて舞や太鼓を奉納し、先祖の霊を迎え供養した。平安時代に京都で始まった踊り念仏の一種で、「若狭の六斎念仏群」は、日本遺産「御食国若狭と鯖街道」の構成文化財。同区に伝わる「奥窪谷の六斎念仏」は県無形民俗文化財で、少なくとも300年以上前から伝わっている。