クールジャパンを発信する 日本の中心都市 印刷
2010年 7月 16日(金曜日) 16:03

国内第1位、1200万人の総人口を有する日本の首都。本州のほぼ中央に位置し、東京湾に面している都市部のほか、日本最南端の沖ノ鳥島、最東端の南鳥島が属する小笠原諸島や伊豆諸島も含まれる。その総面積は2187平方㌔㍍で、これは全国で3番目に狭い。

日本の中枢として、国会議事堂、各官公庁、各国大使館などの政治関係施設や日本銀行をはじめとする主要銀行、世界三大証券取引所のひとつである東京証券取引所といった経済関係施設が密集している。マスコミ各社のほとんどが東京に本社機能を持ち、全国および世界各国から情報が集まってくる。

また、大小の博物館、美術館、劇場、東京大学に代表される教育・研究機関のほか、デパートやショッピングモール、ファッションビルといった商業施設も充実している。また、歌舞伎や相撲といった伝統的な文化とアート、ファッション、テクノロジー、アニメーション、漫画といった最新文化の発信拠点でもある。

総生産(名目GDP)は全国で1位だが、その大半は第三次産業が大勢を占めており、なかでもサービス業の割合が一番高い。つづく卸売・小売業の年間商品販売額は全国で日本一だ。工業では京浜工業地帯と京葉工業地域の一部として、印刷・出版業や金属製品を中心に発展を遂げている。一方、農業産出額は全国で最下位。

都市部の銀座・丸の内、六本木、お台場、上野、秋葉原、浅草、新宿、渋谷、原宿といった主要各エリアはそれぞれの個性を持っており、世界中からの観光客が訪れる。しかも、多摩地域では高尾山や奥多摩でハイキングやキャンプ、島嶼地ではマリンスポーツや釣りなどを楽しむことができる。主な特産品としては、佃煮、漬物、味噌といった伝統的な食品がある。とくに佃煮は東京が発祥の地だといわれている。