奈良のお宝「海外出張」 県が主導、英仏で展覧会 印刷
2018年 9月 05日(水曜日) 19:35

奈良県は2019年、県内の著名な寺や神社が所蔵する仏像などの貴重な宝物を、パリとロンドンに「出張」させる。自治体が地元のお宝をまとまった形で海外に運んで展覧会を催すのは異例だ。20年の東京五輪を前に奈良への関心を高め、海外からの観光客の誘致につなげたいとする県側の思惑もにじむ。奈良県は16年、県内の貴重な文化財を世界に向けて発信しようと、海外仏像展の企画委員会を設置した。