山形県、「雪条例」制定へ 除雪対策・雪利活用 印刷
2018年 12月 19日(水曜日) 09:25

山形県は雪に関する条例を制定する。12月議会に「いきいき雪国やまがた基本条例」(仮称)を提案し、除雪対策や雪の利活用による地域活性化につなげる。高齢化・人口減で自宅の雪かきが困難になる人が増え、豪雪地帯は人口流出がより深刻。条例で新しい除排雪の仕組みづくりを目指すが、理念条例では済まされない現実もある。山形県は昭和初期に地元選出の代議士が雪害対策に取り組んだことなどから雪対策先進地を自負しており、県単位では珍しい条例制定で変化に対応する狙いだ。