コウゾ清流が磨く 美濃市で「寒ざらし」 印刷
2016年 1月 29日(金曜日) 09:26

岐阜新聞によれば美濃和紙の原料に使われるコウゾを川に浸して不純物を洗い流す寒ざらしが22日、岐阜県美濃市御手洗の板取川で行われ、川底に並べられたコウゾが清流にゆらゆらと揺れた。長良川の支流・板取川でコウゾをさらす伝統の技を残そうと、美濃手すき和紙協同組合が毎年、寒ざらしを行っている。前日に職人らが幅6メートル、長さ5メートルのさらし場を設けた。この日は職人14人が交代で川に入り、約15キロの茨城県産のコウゾを川の流れに合わせて水温4度の水中に1本ずつ丁寧に並べていった。