気迫奏でる起し太鼓 古川祭 印刷
2019年 4月 22日(月曜日) 20:26

岐阜県飛騨市古川町の古川祭(気多若宮神社例祭、国指定重要無形民俗文化財)は19日開幕し、さらし姿の約700人の男衆がぶつかり合う「起し太鼓」を勇壮に繰り広げた。起し太鼓は、例祭の始まりを告げるために太鼓を打ちながら家々を回ったことが起源とされ、江戸時代から続く。町中心部のまつり広場で出立祭を営んだ後、午後9時前に打ち出し。起し太鼓主事の朱雀組の若者が櫓の大太鼓にまたがり、「ドーン」と大地を揺るがすような音を鳴らして町を練った。