地域情報特集
在日新華僑
東方通信社発行 学苑報
| 京浜工業地帯を走る9.7㌔の通勤線に乗って ニッポンの産業史と新産業を体感!! |
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| 2010年 8月 10日(火曜日) 15:05 | |
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横浜市鶴見から川崎市の京浜工業地帯を結ぶJR鶴見線。京浜工業地帯の開発がすすんだ大正時代に貨物線として開業し、現在は工場で勤務する人たちの重要な交通手段となっている。工場の脇を縫うようにして走る3両編成の電車は、どこか昭和の趣が残り、情緒もタップリ。さっそく、出発進行!!
というわけで、おつぎは鶴見小野駅にある「横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校」へ。前横浜市長の中田宏氏の思いが込められ、横浜開港150周年の記念事業のひとつとして09年4月に開校したばかりの全日制理数校だ。次世代の科学技術を担い、世界に通用する人材の輩出を目標に掲げている。授業は普通科高校のカリキュラムをベースに、理数系の科目に時間を割く。とくに実験実習などの授業には95分授業を採用。また、各生徒の興味にそってバイオやナノテクなどの研究が行える「サイエンスリテラシー」というゼミ形式の科目も。さらにノーベル賞受賞者・小柴昌俊氏などの一流の科学者や研究者がアドバイザーなどを務め、定期的に生徒との交流や指導を行うなどしている。「現在はまだ1、2年次生しか生徒がおらず、今後どんな結果を残せるかわかりませんが、コミュニケーション能力にたけた優秀な人材を育てていきたい」と副校長の栗原峰夫さんは意気込んでいる。
続いては弁天橋駅で下車。このエリアは沖縄からの移住者が多く、沖縄料理店が多いことで有名。なかでも人気なのが沖縄の食材を扱ったスーパーと料理店をあわせ持つ㈱おきなわ物産センターが人気だ。「もともと鶴見は、戦後、工場の仕事を求めて沖縄の人々が多く移住してきた地域です。当社も22年前に現社長が沖縄から移住し、店を出しました」と飲食部部長の下里優太さん。おきなわ物産センターでは「関東の人たちに沖縄の味を届けながら、沖縄にお金を落とす」ため、沖縄の企業から1000種近い商品を仕入れている。また、隣接する自社工場では沖縄そばを作っており、料理店では打ち立てを食べることができる。店には週末になると人々が集まり、工場地帯で働く沖縄出身者たちの大切な交流の場になっている。
さて、その次は大川駅へ。金属加工を行っている㈱日の出製作所を訪れた。同社は今春、積極的に技術職の女性社員を6人採用したことで注目を集める町工場。これまで町工場は蕫男性の職場﨟というイメージが強く、女性の技術者は少なかった。しかし、岩武志課長は「女性には男性と違った視点やアイデア、手先の器用さがある。それに、最近の工場は機械化がすすんでいるので、それほど力仕事がいるわけではない。そこで、女性の積極採用に踏み切った」と。さらに、同社では女性社員寮を新設し、福利厚生の見直しを行うなど、女性が働きやすい環境づくりも行っている。岩課長は「出産や育児で現場を離れても、技術力のある女性は企業から必要とされる。今後も採用をつづけていきたい」と意欲的だ。 ふたたび電車に乗り、工場の風景を眺めながら浜川崎駅へ。駅を下りて徒歩5分の場所にある。
最後に降りたのが昭和駅。1930年に創業した昭和電工KPRは日本で唯一、使用済みプラスチックからアンモニアを製造するユニークな会社だ。工場内には巨大な破砕成形設備があり、ペットボトル、トレイといった廃プラスチックをかりんとう大の固形燃料に粉砕。その後、固形燃料から合成ガスを取り出し、さらに合成ガスからアンモニアを製造する。その量は年間約10万禔。「アンモニアは洋服やプラスチック製品など、身近な製品の原料や薬剤として使われます。当社のプラスチックリサイクルは環境にやさしく利用価値の高いリサイクル方法です」とIR・広報室の田垣潤一さんは話す。 このように、昔ながらの工場や倉庫などが残るなかにも、進取の気風を感じさせる鶴見線の沿線産業。京浜工業地帯の歴史と未来を感じる旅に出かけてみてはどうだろうか。
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| 最終更新 2010年 8月 10日(火曜日) 16:02 |












