基準100倍のベンゼン 小池氏、移転を慎重判断へ 豊洲市場 印刷
2017年 3月 23日(木曜日) 22:27

東京都の豊洲市場(江東区)の地下水再調査で、環境基準の最大約100倍の有害物質ベンゼンなどが検出されたことが18日、分かった。1月に公表された9回目の結果に続き高い数値が出たことで、小池百合子知事は築地市場(中央区)からの移転の可否の判断について、より慎重な姿勢を取るとみられる。地下水調査をめぐっては9回目で基準の79倍のベンゼンが検出されるなど数値が急増したため、専門家会議が1月に再調査を決めた。