線虫でがん検査、19年末にも 尿1滴で判定、実用化へ―九大ベンチャーと日立 印刷
2017年 4月 23日(日曜日) 17:29
体長約1ミリの線虫が、がん患者の尿に誘引される性質を利用したがん検査の実用化に向け、九州大発のベンチャー企業「HIROTSUバイオサイエンス」と日立製作所は18日、共同研究を行うと発表した。日立が自動解析装置を開発し、2019年末から20年初めに保険が適用されない自由診療での実用化を目指す。線虫の性質を発見した九州大助教で、同ベンチャー社長の広津崇亮さんは都内で記者会見し、「胃や大腸、膵臓など消化器がんの臨床研究では(がんを判定できる)感度が90%。