対策担当東電社員...津波「切迫性なかった」 原発事故強制起訴 印刷
2018年 4月 21日(土曜日) 12:20

東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された勝俣恒久元会長(78)ら旧経営陣3人の第7回公判が17日、東京地裁(永渕健一裁判長)で開かれた。事故前に第1原発の津波対策に携わった東電の男性社員が、本県沖では津波の発生頻度を計算するのに必要な過去の大地震の記録がなかったとして、「津波対策は必要と思っていたが、原子炉を止めるほどの切迫性は感じていなかった」と証言した。弁護側の尋問に答えた。