「ハイパーカミオカンデ」建設へ 素粒子ニュートリノ観測装置 印刷
2019年 8月 22日(木曜日) 10:38

文部科学省は21日、素粒子ニュートリノを捉えて宇宙誕生の謎の解明を目指す次世代観測装置「ハイパーカミオカンデ」を岐阜県飛騨市神岡町に建設する方針を固めた。来年度予算の概算要求に事業費を盛り込み、2026年度末までの完成を目指す。ハイパーカミオカンデは小柴昌俊・東京大特別栄誉教授、梶田隆章・東大宇宙線研究所所長の2度のノーベル賞受賞につながる成果を挙げた「カミオカンデ」「スーパーカミオカンデ」の後継装置で、3度目のノーベル賞が期待されている。