諫早湾干拓訴訟 最高裁、国勝訴の2審破棄 福岡高裁に審理差し戻し 印刷
2019年 9月 23日(月曜日) 19:29
長崎県の国営諫早湾干拓事業を巡り、潮受け堤防排水門の開門を命じた確定判決の無効化を国が求めた請求異議訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は13日、無効化を認めて国勝訴とした2審・福岡高裁判決(2018年7月)を破棄し、審理を福岡高裁に差し戻した。裁判官4人全員一致の意見。一連の訴訟での最高裁判決は初めて。小法廷は開門の可否には言及しなかった。