中国アリババのジャック・マー氏、日本へマスク100万枚寄贈 印刷
2020年 3月 04日(水曜日) 10:14

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(救援物資には「青山一道 同担風雨(同じ山を見る近隣同士、共に風雨に耐えよう)」という漢詩が添付)

日本での新型コロナウイルス感染拡大に対応するため、中国ネット通販最大手のアリババグループ創業者・馬雲(ジャック・マー)氏は2日、日本に100万枚のマスクを寄贈すると発表しました。

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(中国東方航空の貨物機で3日未明に成田到着)

マスクは中国東方航空のCK253貨物機に積み込まれ、3日未明、成田空港に到着しました。一般社団法人医療国際化推進機構(IMSA)の二階俊博名誉理事長を通じて日本の関連機構に渡されます。救援物資には「青山一道 同担風雨(同じ山を見る近隣同士、共に風雨に耐えよう)」という漢詩が添えられています。

また、ジャック・マー氏は、一般社団法人医療国際化推進機構(IMSA)の二階俊博名誉理事長宛てに書簡を送り、新型コロナウイルスの感染が当初、中国湖北省の武漢を中心に拡大した際、日本から中国へ医療物資が寄付されたことに感謝の意を示し、「今回の寄贈は馬雲公益基金会とアリババ公益基金会が調達したものだが、アリババグループだけでなく、沢山の中国人の気持ちも表している。日本とともに目の前の困難を乗り越えていく」と伝えました。

これに対し、二階理事長はいち早く返信し、感謝の意を表しました。(Lin、星)

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(ジャック・マー氏が二階IMSA名誉理事長に寄せた書簡)

尊敬する二階俊博先生

お元気ですか。

これまでの一ヵ月、中国は最も困難な時期を経験してきました。当初、私は先生に助けを求め、中国のために日本で可能な限りの医療物資を調達していただきました。先生は「親戚が病気にかかった場合、言うまでもなく援助の手を差し伸べるはずだ。全国の力を挙げて中国を支援する」と言いました。数日で先生は自ら会議を召集し、中国のために防護服12万5000着を調達して、いち早く中国の第一線の医療現場に届けられました。

この間、日本からのご支援と激励は中国の人々を感動させ、私たちの心に刻まれました。しかし残念なことに、日本もいま、非常に大きな困難に直面しています。経験者としての私たちは身につまされるような思いで、友人として、日本のために何か出来る限りのことをやりたいと考えました。

この数日間で私たちはマスク100万枚を急遽調達しました。二階先生を通じて日本の関係部門に提供し、防疫のために使って頂きたいのです。日本もいち早くウイルスとの戦いに打ち勝つよう願っております。

これらのマスクは馬雲公益基金会とアリババ公益基金会が調達したものですが、アリババグループだけでなく、沢山の中国人の気持ちを代表しています。これまでの日本側からのご支援とご協力は心に刻まれ、忘れることはできません。

同じ困難に直面する私たちは、手を携えて助け合えば、必ず困難を乗り越えられると確信しております。

日本の無事、中国の無事を願いながら、改めて感謝申し上げるとともに先生のご健勝をお祈り致します。

馬雲

アリババ公益基金会

馬雲公益基金会

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(IMSA名誉理事長を務める二階俊博衆議院議員からの返信)

(以上の書簡の写真はアリババ公益基金会Weibo公式アカウントにより)