TOHO-NEWS 2012年5月3日 印刷
2012年 5月 07日(月曜日) 10:58

<隣接自治体初の説明会>

大飯再稼動、小浜で説明会 隣接自治体に初めて

経済産業省は1日、関西電力大飯原子力発電所がある福井県おおい町に隣接する小浜市で、同原発3、4号機の再稼働に向けた説明会を開いた都各紙が報じた。原発立地市町村に隣接する「準立地自治体」の市や町に、国が原発の再稼働の必要性や安全性などを説明するのは初めて。小浜市は同原発の半径10キロ・メートル圏内に、人口の半数の1万6000人が居住している。

 

<脱原発ハンスト>

脱原発 不動の決意 寂聴さんらもハンスト

作家の瀬戸内寂聴さん(89)らが2日、東京・霞が関の経済産業省前で、脱原発を訴える座り込みをしたと各紙が報じた。関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働に反対する市民らが続けている集団ハンストに加わり、再稼働を進める政府の姿勢に抗議したという。

 

<所定内給与増>

震災反動で3年11カ月ぶり増 3月の所定内給与

厚生労働省が2日発表した3月の毎月勤労統計調査(速報値、従業員5人以上の事業所)によると、基本給や家族手当など「所定内給与」の平均は前年同月比0.7%増の24万4778円となり、3年11カ月ぶりにプラスに転じたと各紙が報じた。所定内労働時間が同1.5%増えたためで、同省は「東日本大震災の影響で昨年3月にパートやアルバイトで働く人の労働時間が減った反動」と説明している。

 

<博多どんたく>

博多どんたく開幕、初日の人出100万人

各紙によれば大型連休中のイベントとしては国内最多の約210万人の人出が見込まれる「博多どんたく港まつり」が3日、福岡市中心部で開幕した。パレードには計125団体が参加。天神の大通りなどを約1万3200人が練り歩いた。「博多どんたく港まつり」は、800年余りの伝統がある「博多松ばやし」が起源とされ、戦後まもない昭和21年、被害を免れた三味線や太鼓でおはやしを響かせながら博多の町を練り歩いたことが、復興への勇気を与えたと言われている。

 

<トキに母子手帳>

佐渡市 トキのヒナに「母子手帳」発行へ

自然界で36年ぶりにトキのヒナが誕生した佐渡市が、3羽のヒナの「出生届け」を提出し、「健康手帳」を発行することを計画していると各紙が報じた。ヒナの本籍地は「佐渡市」。父親の職業は「特別天然記念物」、母親の職業は「国際保護鳥」とする予定。発行日には、トキの着ぐるみを着た市の職員が、市の窓口に「出生届け」を提出し、「健康手帳」を発行するセレモニーも企画されているという。また、環境省は、5日からヒナの様子をインターネット上でライブ配信すると発表した。

 

<善光寺花回廊>

善光寺花回廊が開幕 花びら43メートルの絵

善光寺に続く長野市中央通り一帯を花で彩る「善光寺花回廊ながの花フェスタ2012」が3日、3日間の日程で始まったと各紙が報じた。チューリップの花びらをのり付けして路上に絵を描く「花キャンバス」、ペチュニアやマリーゴールドのポット苗約1万2千個を並べる「タペストリーガーデン」など、色鮮やかな模様が登場。初日から多くの人でにぎわったという。