TOHO-NEWS 2012年5月4日 印刷
2012年 5月 07日(月曜日) 11:59

<土不足>

復興、土が足りない 価格上昇、がれき活用も検討

東日本大震災の復旧・復興事業で、土不足が心配されている。岩手、宮城、福島3県で少なくとも4千万立方メートル(東京ドーム32杯分)が必要と見込まれ、需要増で土の値段が上昇。国や自治体は、代わりにがれきの活用も検討し始めたと朝日新聞が報じた。被災地では津波対策として、沿岸市街地で地盤のかさ上げ事業が進められている。国土交通省によると、3県の7市町19地区で数メートルをかさ上げして区画整理する予定だ。仙台市や気仙沼市で計画がある宮城県の担当者は「(土は)2千万立方メートルは必要ではないか」と見込むという。

<関電計画停電>

「計画停電、準備させる」 経産相 関電に地域、時間帯など

枝野幸男経済産業相は3日のBS朝日の番組収録で、今夏の関西電力管内の電力需給について、「突然、電力が止まるよりマシなので、計画停電の計画を立てないといけない」と話し、あらかじめ対象地域と時間帯を決めて電力供給を止める計画停電を、関電に準備させる考えを明らかにした。今夏の電力需給は現在、政府の需給検証委員会で精査しているが、関電管内では節電効果を織り込んでも、電力が15%不足するとの試算が出ているという 

<時間別電気料金>

九電、時間別料金試行へ ピーク時の節電狙い

九州電力が一般家庭を対象に、電気の使用量が増えるピーク時の節電を促す「時間別料金」の実証試験を始めると朝日新聞が報じた。電気料金は基本的にどの時間に使っても同額だが、ピーク時を高くする代わりに、それ以外の時間帯を安くして、節電の取り組み次第で料金がより安くなるようにする。電力10社では初めての試みだという。

<憲法記念日>

憲法記念日、各党が談話を発表

各紙によれば日本国憲法施行から65年を迎えた3日の「憲法記念日」にあわせ、各党が談話を発表した。民主党は「現行憲法に足らざる点があれば補い、改める点があれば改めるべきで、国会の憲法審査会での積極的な論議を進める」としている。自民党は「国民・領土・主権を守る姿勢を明確にするためにも、自主憲法制定に向けた取り組みを加速させる」としている。国民新党やたちあがれ日本も自主憲法制定を主張している。みんなの党は「首相公選制や一院制などに向けた改正を行うべき」としている。一方で、公明党は、環境権などを付け加える「加憲」が現実的だとしている他、共産党や社民党は「今の憲法を守るべき」としている。

 

<平城京天平祭>

優雅に時代絵巻 平城京天平祭 鮮やか衣装500人「行列」 奈良

平城遷都1300年祭の盛り上がりを継承するイベント「平城京天平祭」が3日、奈良市の平城宮跡で開幕し、天平衣装で会場内を練り歩く「天平行列」が優雅な時代絵巻を繰り広げたと各紙が報じた。同祭は「平成によみがえる華やかな天平絵巻」をキャッチフレーズに開催。同祭の開幕を飾る天平行列には、色鮮やかな天平衣装を身に着けた総勢約500人が参加。同祭は6日まで。期間中は鷹狩りや万葉けまりなどのイベントが予定されている。