TOHO-NEWS 2012年5月10日 印刷
2012年 5月 10日(木曜日) 12:56

<東電事業計画>

東電事業計画 家庭値上げ10.28% 政府、変更なく追認

政府は9日、東京電力の今後の収支計画や経営体制を示した「総合特別事業計画」を認定したと各紙が報じた。7月にも公的資金一兆円を資本注入し東電を実質国有化する。計画は、7月からの家庭向け電気料金10.28%値上げと柏崎刈羽原発の2013年4月からの再稼働が前提となっている。

 

<震災関連死>

震災関連死342人に 地震・津波死者を上回る

東京電力福島第一原発の警戒区域などがかかる双葉郡8町村で、震災の影響で体調を崩すなどして亡くなった「震災関連死」の死者が342人に上り、地震・津波による死者254人を上回ったことが、各自治体への読売新聞の取材でわかった。災害弱者を取り巻く状況の厳しさが浮き彫りとなったという。

 

<経常黒字5割減>

経常黒字、最大の落ち込み 震災で5割減 11年度

財務省が10日発表した2011年度の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引状況を示す経常収支の黒字額は、前年度比52.6%減の7兆8934億円となった。10兆円割れは15年ぶりで、減少率は比較可能な1985年度以降で過去最大を記録。東日本大震災の影響で貿易収支が巨額赤字に転落したのが主因。

 

<しゃべる掃除ロボ>

関西弁もしゃべる掃除ロボット発売へ シャープ

シャープは8日、簡単な会話のやりとりなどができる機能を搭載した掃除ロボット「COCOROBO」を6月上旬に発売すると発表した。単身や共働き、高齢者世帯がターゲット。使用頻度や充電量で“気分”を変え、それぞれに応じた反応を見せ、標準語と関西弁の2パターンを話す。上位機種では、英語と中国語も設定可能で、会話する機能を持つ。

 

<スマホで決済>

ソフトバンク、米ペイパルと合弁 スマホで決済システム

ソフトバンクは7月をめどに米ペイパルと合弁会社を設立し、スマートフォンを活用した新決済システムの展開を始めると9日発表したと各紙が報じた。ペイパルが提供する小型のクレジットカード読み取り機をソフトバンクが販売する。小売店や飲食店経営者のスマートフォンに同機を接続して使ってもらう。初期費用が抑えられ、決済手数料も5%で済む点を訴求するという。