TOHO-NEWS 2012年5月16日 印刷
2012年 5月 16日(水曜日) 12:10

<沖縄復帰40周年>

沖縄復帰40周年 首相「普天間固定化せず」

沖縄県は15日、本土復帰から40年を迎え、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで、政府と共催で復帰40周年記念式典を開いたと各紙が報じた。野田首相は式典で、沖縄に集中する米軍基地の負担軽減に取り組む意欲を示し、米軍普天間飛行場に関しては、同県名護市辺野古沖への移設を念頭に「固定化は絶対にあってはならない」と強調した。これに対し、仲井真知事は県外移設を強く求めるなど、双方の溝の深さが改めて浮き彫りになったという。

<18歳未満医療費無料>

福島の18歳未満3万人が避難 流出抑制へ医療費無料化

福島第1原発事故などで、福島県の18歳未満者約3万人が避難していることが14日、県の集計で分かったと各紙が報じた。県外への避難者が6割を占めるなど子どもの流出が深刻となっているため、県は10月から18歳以下の県民の医療費を無料化するという。

 

<防音壁の隙間>

防音壁隙間、全国に5100カ所も 国交省、対策へ

各紙によれば群馬県の関越自動車道の高速ツアーバス事故を受け、国土交通省は15日、ガードレールと防音壁の隙間が全国に5100カ所あることを公表した。内訳は東日本2400カ所、中日本1000カ所、西日本1,700ヶ所だった。同省はカーブなど危険な所を優先して、ガードレールを延ばして防音壁に接続させるなどの方法を検討するという。

<ホンダ電動二輪車>

座って体重移動すると動く ホンダが電動二輪車

各紙によればホンダは15日、座って移動する電動二輪車「UNI―CUB(ユニ・カブ)」を開発したと発表した。UNI―CUBは、高さ74.5センチで、前後に進む車輪と後部の旋回用の車輪で駆動する。椅子のように座り体重移動をするだけで左右に動いたり、旋回したりといった操作が容易にできる。日本科学未来館(東京・江東、毛利衛館長)と共同で実証実験に取り組むという。

<有機ELテレビ>

ソニー・パナソニク提携交渉 有機ELテレビ対韓戦略

ソニーとパナソニックが、次世代薄型テレビの主力とみられている有機ELテレビの開発で、提携交渉に入ったと各紙が報じた。官民投資ファンドの産業革新機構の出資を受け、「日の丸テレビ」連合を形成することも視野に入れている。ライバル同士だった両社が手を組み、先行するサムスン電子など韓国勢に対抗するのが狙い。有機ELテレビは、液晶より高精細で消費電力も少ないため、次世代型テレビとして注目が高まっている。